大阪・堺市でアルファード/ヴェルファイアをお探しならエヌジーアールのレンタカーサービス

大阪・堺市

072-225-1585

平日専用 - 営業時間:10~18時(土・日曜日、祝日は「お問い合わせ」からご連絡ください。)

【新型アルファード試乗レビュー】プロが徹底検証!走行性能から快適性まで完全ガイド

トヨタの最高級ミニバン「アルファード」が待望のフルモデルチェンジを果たしました。従来モデルから大幅な進化を遂げた新型アルファードは、パワートレインの刷新、デザインの一新、そして快適装備の充実により、プレミアムミニバンの新たなスタンダードを築いています。

しかし、実際の購入を検討する際には「本当に期待通りの性能なのか?」「価格に見合った価値があるのか?」といった疑問が浮かびます。カタログスペックだけでは分からない、リアルな使用感や運転フィールが気になるところです。

そこで本記事では、新型アルファードを実際に試乗し、様々な走行シーンで徹底的にテストした結果をお届けします。基本スペックの詳細解説から、市街地・高速道路での実走行インプレッション、室内の快適性、最新装備の使い勝手まで、購入検討に必要な情報を網羅的にレポート。競合車種との比較や、おすすめグレードの提案も含めて、あなたの車選びをサポートします。

新型アルファードの基本スペック解説

新型アルファードは、トヨタが誇る最高級ミニバンとして大幅なリニューアルを果たしました。従来モデルから大きく進化したエンジン性能、洗練されたデザイン、そして多彩なグレード展開により、幅広いユーザーのニーズに応える仕様となっています。ここでは、新型アルファードの基本的な性能や装備について詳しく解説していきます。

エンジン性能と燃費効率の進化

新型アルファードには、2.5Lハイブリッドシステムと2.4Lターボエンジンの2つのパワートレインが用意されています。ハイブリッドモデルでは、システム総出力250PSを実現し、従来モデルと比較して約15%の燃費向上を達成。WLTCモードで16.5km/Lという優れた燃費性能を誇ります。

2.4Lターボエンジンは、最高出力279PS、最大トルク430N・mという力強いパワーを発揮します。Direct Shift-10ATとの組み合わせにより、スムーズな変速フィールと力強い加速を両立。大型ミニバンでありながら、ストレスフリーな走行を実現しています。燃費もWLTCモードで10.6km/Lと、ターボエンジンとしては良好な数値を記録しています。

外観デザインの変更点とサイズ比較

新型アルファードの外観は、「威風堂々」をキーワードに大胆にリニューアルされました。フロントグリルはより大型化され、六角形の力強いデザインが採用されています。LEDヘッドライトは薄型化により、よりシャープな印象を与え、昼夜を問わず存在感を放ちます。

ボディサイズは全長4,995mm、全幅1,850mm、全高1,935mmと、従来モデルとほぼ同等のサイズを維持しながら、より洗練されたプロポーションを実現しています。サイドビューでは、キャラクターラインの見直しにより、より動的で上質な印象を演出。リアデザインも一新され、横一文字のテールランプが印象的な仕上がりとなっています。

グレード別装備と価格帯の違い

新型アルファードのグレード展開は、エントリーモデルの「Z」から最上級の「Executive Lounge」まで、計4グレードが設定されています。価格帯は540万円から872万円と幅広く、用途や予算に応じて選択が可能です。

グレード 価格(税込) 主な特徴
Z 540万円〜 18インチアルミ、合成皮革シート
Z Premium 620万円〜 本革シート、パノラマルーフ
VL 720万円〜 オットマン付きキャプテンシート
Executive Lounge 872万円 プレミアムナッパレザー、マッサージ機能

実際の運転感覚と走行性能

minivan

新型アルファードの真価は、実際に運転してこそ分かるものです。大型ミニバンでありながら、日常の使い勝手から高速走行まで、あらゆるシーンで快適性を追求した設計となっています。ここでは、実際の運転シーンを想定した走行性能について詳しく検証していきます。

市街地での取り回しと駐車のしやすさ

全長5mに迫る大型ボディながら、新型アルファードの市街地での取り回しは想像以上に良好です。電動パワーステアリングの最適化により、低速域でのハンドリングが軽快になり、狭い道でも安心して運転できます。最小回転半径5.9mという数値は、この車格としては優秀な部類に入ります。

駐車時には、全方位カメラとパーキングサポートブレーキが強力にサポートします。特に、パノラミックビューモニターでは車両周辺360度の映像を確認でき、大型ボディでも安心して駐車が可能。さらに、アドバンストパークではステアリング操作を自動で行い、運転者はブレーキとアクセル操作のみで駐車を完了できます。

高速道路での安定性と静粛性

高速道路での新型アルファードは、まさに移動するファーストクラスといえる快適性を提供します。TNGA-Kプラットフォームの採用により、従来モデルと比較して車体剛性が大幅に向上。100km/hでの巡航時でも、優れた直進安定性とロールの少ない安定した走りを実現しています。

静粛性については、エンジンルームの遮音材強化や、風切り音を低減するエアロダイナミクスの最適化により、室内騒音レベルを大幅に改善。特にハイブリッドモデルでは、モーター走行時の静寂性は格別で、会話や音楽を心地よく楽しめます。レーダークルーズコントロールとの組み合わせにより、長距離ドライブでも疲労を最小限に抑えることができます。

坂道やカーブでのパワー感と操縦性

2.4Lターボエンジン搭載モデルでは、最大トルク430N・mの強大なパワーにより、急勾配の坂道でも余裕のある加速を見せます。車重2.3トンの重量級ボディを、まるで軽やかに押し上げる力強さは、従来のミニバンの常識を覆すレベルです。10速ATの綿密なセッティングにより、どの速度域でもエンジンの美味しい回転域を使い切ることができます。

コーナリング性能については、アダプティブバリアブルサスペンションシステム(AVS)の効果が如実に現れます。車両の状況に応じてダンパーの減衰力を自動調整し、フラットな姿勢を保持。さらに、アクティブコーナリングアシスト(ACA)により、内輪に適切なブレーキをかけることで、大型ボディでもスムーズなコーナリングを可能にしています。

室内空間の快適性チェック

interior

新型アルファードの最大の魅力は、その贅沢で快適な室内空間にあります。1列目から3列目まで、すべての乗員が快適に過ごせる空間設計と、細部まで配慮された快適装備により、移動時間が特別なひとときに変わります。ここでは、実際の乗車体験を通じて、室内の快適性を詳しく検証します。

シートの座り心地と調整機能

新型アルファードのフロントシートは、長時間の運転でも疲労を軽減する人間工学に基づいた設計が施されています。Executive Loungeグレードに標準装備されるプレミアムナッパレザーシートは、まるで高級ソファのような座り心地を提供。シート表面の通気性を高めるパーフォレーション加工により、夏場でも快適に過ごせます。

電動調整機能は運転席で8way、助手席で4wayの調整が可能で、体格の違う複数の運転者でも最適なポジションを素早く設定できます。さらに上級グレードでは、シートメモリー機能により、個人設定を3パターンまで記憶可能。ベンチレーション機能とマッサージ機能の組み合わせにより、移動中でもリラックス効果を得ることができます。

2列目・3列目の乗り心地と収納力

2列目シートは新型アルファードの真骨頂といえる空間です。Executive Loungeの2列目キャプテンシートは、オットマンと連動した「リフレッシュ機能」により、ほぼフラットな姿勢でくつろぐことが可能。シート間隔は最大1,000mmまで拡大でき、足を伸ばしてゆったりと過ごせます。テーブル機能付きのアームレストや、専用カップホルダーなど、細やかな配慮も光ります。

3列目シートは、従来モデルから大幅に改良され、大人でも快適に座れる十分なスペースを確保。シートクッションの厚みを増し、長距離移動でも疲れにくい仕様となっています。収納時は床下格納式により、フラットで広大な荷室空間を実現。通常時でも3列目使用状態で約300Lの荷室容量を確保し、日常使いからレジャーまで幅広く対応します。

エアコン効き具合と室内の静音性

新型アルファードには、独立温度コントロール機能付きの3ゾーンフルオートエアコンが標準装備されています。1列目、2列目、3列目それぞれで温度設定が可能で、乗車する全員が快適な環境を維持できます。エアコンの効きも大幅に向上し、真夏の駐車後でも短時間で車内を快適温度まで冷却可能です。

室内の静音性については、遮音・吸音材の最適配置により、エンジン音、ロードノイズ、風切り音すべてを大幅に低減。特にハイブリッドモデルでは、停車時やモーター走行時の静寂性は別次元のレベルに達しています。さらに、JBLプレミアムサウンドシステム(上級グレード標準)との組み合わせにより、コンサートホールのような音響空間を車内で楽しむことができます。

最新装備と安全機能の使い勝手

transportation

新型アルファードは、最新のテクノロジーを結集した先進装備と、高度な安全支援システムを搭載しています。日常の利便性を向上させるインフォテインメントシステムから、事故を未然に防ぐ安全技術まで、ドライバーと乗員の安心・安全・快適をサポートする充実した装備群について詳しく見ていきます。

インフォテインメントシステムの操作性

新型アルファードの中央に鎮座する14インチディスプレイオーディオは、直感的な操作性と豊富な機能を両立しています。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、スマートフォンとのシームレスな連携により、普段使用しているアプリを大画面で利用可能。ナビゲーション、音楽、通話まで、すべてを音声コマンドで操作できるため、運転中も安全に各種機能を活用できます。

12.1インチのリアエンターテインメントシステム(上級グレード装備)では、後席の乗員が独立してコンテンツを楽しめます。HDMI入力端子により、タブレットやゲーム機の接続も可能で、長時間の移動も退屈しません。さらに、ワイヤレス充電器やUSB端子を各席に配置し、デバイスの充電切れを心配することなく、快適なデジタルライフを車内でも継続できます。

Toyota Safety Sense の実用性

新型アルファードに標準装備される「Toyota Safety Sense」は、第3世代の高度運転支援システムとして大幅に進化しています。プリクラッシュセーフティは、車両だけでなく歩行者や自転車運転者も検知し、昼夜問わず衝突回避または被害軽減をサポート。検知角度も拡大され、より実用的な安全支援を実現しています。

レーダークルーズコントロールは、渋滞時の低速域から高速域まで、適切な車間距離を保ちながら追従走行を行います。レーントレーシングアシストとの協調により、高速道路での運転負荷を大幅に軽減。さらに、プロアクティブドライビングアシストで、歩行者や駐車車両を検知した際の適切な操舵支援により、より安全で快適な運転環境を提供します。

駐車支援システムと運転支援機能

大型ボディの新型アルファードにとって、駐車支援システムは必要不可欠な装備です。アドバンストパーク(上級グレード標準)では、駐車したいスペースを指定するだけで、システムが最適な駐車経路を計算し、ステアリング操作を自動で実行。並列駐車、縦列駐車、車庫入れすべてに対応し、狭い駐車場でも安心して利用できます。

パーキングサポートブレーキは、後退時の障害物検知精度が向上し、壁や低い障害物も確実に検知します。さらに、右左折時の歩行者検知機能や、ブラインドスポットモニターにより、見通しの悪い交差点でも安全確認をサポート。これらの先進機能により、大型ミニバンでありながら、日常使いでのストレスを最小限に抑えることができます。

購入検討者への総合評価とアドバイス

cars

新型アルファードの購入を検討されている方にとって、競合車種との比較や最適なグレード選択、そして長期的な維持費やリセールバリューは重要な判断材料です。ここでは、実際の購入検討において考慮すべきポイントを整理し、後悔のない選択をするためのアドバイスをお伝えします。

競合車種との比較ポイント

新型アルファードの主要な競合車種として、日産エルグランド、ホンダオデッセイハイブリッド、そして兄弟車のヴェルファイアが挙げられます。エルグランドと比較した場合、アルファードは内装の質感や静粛性、先進安全装備の充実度で優位に立ちます。一方、価格面ではエルグランドの方が約100万円程度安価で、コストパフォーマンスを重視する方には魅力的です。

オデッセイハイブリッドとの比較では、アルファードの方が室内高が高く、2列目の快適性は圧倒的に上回ります。しかし、運転のしやすさや燃費性能では、よりコンパクトなオデッセイに軍配が上がります。ヴェルファイアとは基本性能は同等ですが、フロントデザインの好みが分かれるところ。アルファードは上品さ、ヴェルファイアは迫力を重視したデザインとなっています。

おすすめグレードと必要オプション

コストパフォーマンスを重視するなら、ベースグレードの「Z」がおすすめです。必要十分な装備を備えながら、540万円からという比較的手頃な価格設定が魅力。ただし、パノラマルーフや本革シートを希望する場合は、「Z Premium」以上のグレードが必要になります。

  • ファミリー使用中心:Z + 必要オプション(約600万円)
  • 快適性重視:Z Premium(約650万円)
  • 最上級の体験:Executive Lounge(約870万円)

必要オプションとしては、パノラミックビューモニター、ETC2.0、フロアマットは実用性が高くおすすめです。JBLプレミアムサウンドシステムは音響にこだわる方には満足度の高いオプションですが、約20万円の追加投資となるため、予算と照らし合わせて検討することをおすすめします。

維持費とリセールバリューの見通し

新型アルファードの年間維持費は、ハイブリッドモデルで約45万円、ターボモデルで約50万円程度を見込んでおく必要があります。主な内訳は、自動車税(43,500円~45,000円)、任意保険(15~20万円)、燃料費(年間1万km走行で10~15万円)、メンテナンス費用(5~8万円)となります。

項目 ハイブリッド ターボ
自動車税 43,500円 45,000円
燃料費(年1万km) 約10万円 約15万円
任意保険 15〜20万円 15〜20万円
メンテナンス 5〜7万円 6〜8万円

リセールバリューについては、アルファードブランドの強さにより非常に優秀な水準を維持することが予想されます。特に、ハイブリッドモデルや上級グレードは3年後でも約65~70%、5年後でも約50~55%の価値を保つと考えられます。人気カラーのホワイトパールクリスタルシャインやブラック系を選択することで、さらに高いリセールバリューが期待できるでしょう。

まとめ

新型アルファードは、日本の最高級ミニバンとして、あらゆる面で期待を上回る進化を遂げました。力強いパワートレイン、上質な室内空間、先進の安全装備、そして優れた実用性を高次元でバランスさせた、まさに完成度の高い一台です。

価格は決して安くありませんが、所有する満足感、乗車する全員の快適性、そして高いリセールバリューを考慮すれば、十分に納得できる価値を提供しています。特に、家族での長距離移動が多い方や、移動時間も含めて特別な体験を求める方には、他では代替できない魅力的な選択肢といえるでしょう。